子どもたちが、その日一日を明るく元気に過ごすか否かは、教師の朝の態度で決まる。教師が明るく元気だと、子どもたちも明るく元気になる。
担任だったころ、毎朝、教室のドアを開ける瞬間が、一番緊張しました。よい学級をつくりたいと、前日の夜から、明日はどんな一言を生徒にかけようかと悩んだものです。前日に子どものトラブルなどがあると、とても暗い表情で教室に入ることもありました。
何年間もかけて、いくつものクラスでいろいろなことを試してみましたが、どんなクラスにも一番効果があったことは、朝、教室に入るときは、明るく楽しそうにするということでした。とても単純で当たり前のことなのですが、教師も人間ですから、悩みごとや前日に嫌なことなどがあれば、明るくふるまうというのはなかなか難しいことでもあります。しかし、毎朝子どもたちに明るく接していると、確実に学級の雰囲気がよくなるのです。
そのことがわかってからは、前日にどんなにクラスを怒ったとしても、次の日の朝は何事もなかったように明るく元気に教室に入るようにしました。すると、明るく切り替えができるクラスか、それに近い感じのクラスになることが多かったです。卒業した子どもの中には、「先生の明るい態度に救われた」と言ってくれた子もいました。
ただ、ひとつ気をつけたことがあります。
子どもたちに見せる明るさは、ふざけた明るさではなく、なれあう明るさではなく、もちろん媚びる明るさでもなく、「ある時は子どものような、ある時は大人として、きびしさややさしさのある前向きな明るさ」を心がけました。決して立派な人間とは言えない私は、これが一番苦労しました。
でも、子どもたちを成長させるためには、自分を変えて見せることも教師に必要な技術だと思ってがんばりました。
何年間もかけて、いくつものクラスでいろいろなことを試してみましたが、どんなクラスにも一番効果があったことは、朝、教室に入るときは、明るく楽しそうにするということでした。とても単純で当たり前のことなのですが、教師も人間ですから、悩みごとや前日に嫌なことなどがあれば、明るくふるまうというのはなかなか難しいことでもあります。しかし、毎朝子どもたちに明るく接していると、確実に学級の雰囲気がよくなるのです。
そのことがわかってからは、前日にどんなにクラスを怒ったとしても、次の日の朝は何事もなかったように明るく元気に教室に入るようにしました。すると、明るく切り替えができるクラスか、それに近い感じのクラスになることが多かったです。卒業した子どもの中には、「先生の明るい態度に救われた」と言ってくれた子もいました。
ただ、ひとつ気をつけたことがあります。
子どもたちに見せる明るさは、ふざけた明るさではなく、なれあう明るさではなく、もちろん媚びる明るさでもなく、「ある時は子どものような、ある時は大人として、きびしさややさしさのある前向きな明るさ」を心がけました。決して立派な人間とは言えない私は、これが一番苦労しました。
でも、子どもたちを成長させるためには、自分を変えて見せることも教師に必要な技術だと思ってがんばりました。