学級経営で重要となるのは、6月と11月である。この2つの月は、学級を開いた4月と同じような取り組みをするべきである。この2つの月をきちんと基本に戻って乗り切ると、その後の学級経営がとてもやりやすくなる。
4月から5月は、新しい年度の始まりで様々な取り組みを行うため慌ただしく過ぎていきます。6月はそれまで取り組んだことがうまく回りはじめ、少しだけ余裕が出始めます。
2学期に入ると重要な行事が多く、夏休み明けからフルスロットルで子どもたちの指導にあたらなくてはなりません。それも11月頃になると少しほっとできるようになるかもしれません。
私は、6月と11月が学級経営で最も重要な月と考えていました。だからといって大げさなことをするわけではありません。この2つの月は、学習面でも生活面でも4月と同じ学級づくりのための基本的な取り組みを行うようにしました。
基本に戻るというと緩んだ部分を締め直すと考えがちです。4月と違って子どもたちに学級が始まったばかりの緊張感がないため、とても良く出来たことでもいい加減な取り組みになってしまうことが多いものです。私も30代前半の頃までは子どもたちの手抜きや中だるみを許すことができず、それに気づいては厳しく指導して直していました。気づいたらすぐ直すということの繰り返しでした。
30代も半ばを過ぎたあたりからでしょうか。基本に戻るということはいい加減になる可能性がある反面すでに取り組んだ内容なので、子どもたちは取り組み方やめざすべき目標がよくわかっているという利点があるということに気づいたのです。そこで利点を生かすことに努力をしようと考えました。そのためにしたことは、何しろほめるということです。
どんな小さなことでもほめる、時間を守れたらほめる、清掃をがんばったらほめる、机がきちんと整頓されていたらほめる、というように出来て当たり前のこともほめました。子どもたちにとってはすでに取り組んでいることなので、成果が出やすくとてもほめやすかったです。さらに4月に比べて成長した部分があれば、時には大げさに大喜びして見せました。
ほめ方にはとても気を遣いました。全体の前で、個人的に、さりげなく、大げさになど、子どもやその時々の状況によっていろいろなほめ方を工夫ました。ほめることを通して、日々の生活の中で当たり前のことをやり続けることが一番大切であることを伝えようとしました。
このように6月と11月を過ごすと、7月と12月の学級経営がとてもよい雰囲気の中でできるようになりました。そして三学期は、よい雰囲気のままで年度末を終えることができました。
子どもたちは、年度の始めや学校行事の時などに大きな成長を見せます。私たち教師はそのような成長だけではなく、日々の生活の中で当たり前のことを当たり前にやり続けることも大きな成長であると考える必要があります。
6月と11月は、そのような成長を目指す重要な月だと思います。
2学期に入ると重要な行事が多く、夏休み明けからフルスロットルで子どもたちの指導にあたらなくてはなりません。それも11月頃になると少しほっとできるようになるかもしれません。
私は、6月と11月が学級経営で最も重要な月と考えていました。だからといって大げさなことをするわけではありません。この2つの月は、学習面でも生活面でも4月と同じ学級づくりのための基本的な取り組みを行うようにしました。
基本に戻るというと緩んだ部分を締め直すと考えがちです。4月と違って子どもたちに学級が始まったばかりの緊張感がないため、とても良く出来たことでもいい加減な取り組みになってしまうことが多いものです。私も30代前半の頃までは子どもたちの手抜きや中だるみを許すことができず、それに気づいては厳しく指導して直していました。気づいたらすぐ直すということの繰り返しでした。
30代も半ばを過ぎたあたりからでしょうか。基本に戻るということはいい加減になる可能性がある反面すでに取り組んだ内容なので、子どもたちは取り組み方やめざすべき目標がよくわかっているという利点があるということに気づいたのです。そこで利点を生かすことに努力をしようと考えました。そのためにしたことは、何しろほめるということです。
どんな小さなことでもほめる、時間を守れたらほめる、清掃をがんばったらほめる、机がきちんと整頓されていたらほめる、というように出来て当たり前のこともほめました。子どもたちにとってはすでに取り組んでいることなので、成果が出やすくとてもほめやすかったです。さらに4月に比べて成長した部分があれば、時には大げさに大喜びして見せました。
ほめ方にはとても気を遣いました。全体の前で、個人的に、さりげなく、大げさになど、子どもやその時々の状況によっていろいろなほめ方を工夫ました。ほめることを通して、日々の生活の中で当たり前のことをやり続けることが一番大切であることを伝えようとしました。
このように6月と11月を過ごすと、7月と12月の学級経営がとてもよい雰囲気の中でできるようになりました。そして三学期は、よい雰囲気のままで年度末を終えることができました。
子どもたちは、年度の始めや学校行事の時などに大きな成長を見せます。私たち教師はそのような成長だけではなく、日々の生活の中で当たり前のことを当たり前にやり続けることも大きな成長であると考える必要があります。
6月と11月は、そのような成長を目指す重要な月だと思います。