学級目標を決めるときに心がけることは、
・学校教育目標を意識したものであること
・担任教師の思いが反映されているものであること
・いつも言葉に出して言えるものであること
学級目標は、学級集団を同じ方向へ向かせるためにもとても大事です。そして、同じ方向へ向かせるために最もよりどころとしなくていけないものは、学校の場合、学校教育目標です。
しかし残念なことに、多くの教師はそれほど学校教育目標を意識していません。なぜかというと、学校というところは、最終的には「子どものため」という誰もが否定することができない実に抽象的なぼんやりとした共通目標があるため、それについての考え方や達成するための方法などは、それぞれの教師の考えややり方に任されてしまうことが多いからです。そのため、「子どものため」と考えたことは何でもOKだと勘違いしてしまう教師がいます。よくトラブルを起こす教師がこれにあたります。
昔の学校教育は、個々の教師の能力や裁量で通用しましたが、今は、子どもや保護者の価値観の多様化に対応するために学校としてどうすべきかという組織的な対応が重要になっています。そのため教育活動の中心に確固たる学校教育目標を据え、「本校の学校教育目標を実現するため、うちのクラスはこのような目標にした」という根拠をしっかり示せるようにしておく必要があります。さらにそこへ担任教師としての思いが加わり、学級目標として掲げなくてはいけません。
このように書くと、学級目標は子どもたちに決めさせてはいけないのかと思うかもしれませんが、そうではありません。担任教師として、子どもたちが、この学級での生活を通してどのように成長してもらいたいかという思いが伝われば、子どもたちはおのずとその気持ちをこめた目標をつくるでしょう。つまり、担任教師の思いがしっかり伝わっていない状況では、学級目標を決めるべきではないとうことです。ですから、子どもたちが決めた目標に担任教師の思いが込められていないと感じたら、決め直させるべきです。
さらに学級目標は、誰が聞いても意味がわかるようなものであるべきです。例えば、
「この学級で、みんなで勉強し、よくはたらき、みんながいいやつになるようにしたい」
と考えた場合、子どもたちは、
「学働助良」
というような新たな言葉をつくりたがります。しかし、
「学び、はたらき、助け合い、そしていいやつになろう」
としたほうが、誰にでもわかりやすくイメージしやすくなるはずです。
何かいいことがあった時、何かの節目のような時、そして悪いことがあった時でも、「学び、はたらき、助け合い、そしていいやつになろう」とみんなで声を出して言うようにすると、目標に愛着がわき、達成への意欲も高まります。
学校生活のいろいろな場面で学級目標が聞けるようになると、円滑な学級経営につながります。活動のよりどころとなる目標が明確に示された集団は、それが浸透するにつれ、会社でも学校でも、必ず成長していきます。
しかし残念なことに、多くの教師はそれほど学校教育目標を意識していません。なぜかというと、学校というところは、最終的には「子どものため」という誰もが否定することができない実に抽象的なぼんやりとした共通目標があるため、それについての考え方や達成するための方法などは、それぞれの教師の考えややり方に任されてしまうことが多いからです。そのため、「子どものため」と考えたことは何でもOKだと勘違いしてしまう教師がいます。よくトラブルを起こす教師がこれにあたります。
昔の学校教育は、個々の教師の能力や裁量で通用しましたが、今は、子どもや保護者の価値観の多様化に対応するために学校としてどうすべきかという組織的な対応が重要になっています。そのため教育活動の中心に確固たる学校教育目標を据え、「本校の学校教育目標を実現するため、うちのクラスはこのような目標にした」という根拠をしっかり示せるようにしておく必要があります。さらにそこへ担任教師としての思いが加わり、学級目標として掲げなくてはいけません。
このように書くと、学級目標は子どもたちに決めさせてはいけないのかと思うかもしれませんが、そうではありません。担任教師として、子どもたちが、この学級での生活を通してどのように成長してもらいたいかという思いが伝われば、子どもたちはおのずとその気持ちをこめた目標をつくるでしょう。つまり、担任教師の思いがしっかり伝わっていない状況では、学級目標を決めるべきではないとうことです。ですから、子どもたちが決めた目標に担任教師の思いが込められていないと感じたら、決め直させるべきです。
さらに学級目標は、誰が聞いても意味がわかるようなものであるべきです。例えば、
「この学級で、みんなで勉強し、よくはたらき、みんながいいやつになるようにしたい」
と考えた場合、子どもたちは、
「学働助良」
というような新たな言葉をつくりたがります。しかし、
「学び、はたらき、助け合い、そしていいやつになろう」
としたほうが、誰にでもわかりやすくイメージしやすくなるはずです。
何かいいことがあった時、何かの節目のような時、そして悪いことがあった時でも、「学び、はたらき、助け合い、そしていいやつになろう」とみんなで声を出して言うようにすると、目標に愛着がわき、達成への意欲も高まります。
学校生活のいろいろな場面で学級目標が聞けるようになると、円滑な学級経営につながります。活動のよりどころとなる目標が明確に示された集団は、それが浸透するにつれ、会社でも学校でも、必ず成長していきます。