「朝の会」と「帰りの会」は、子どもたちにとって本当に必要なことのみに取り組むことで、学級は明るく元気な雰囲気になる。
「朝の会・帰りの会」は、短時間ながらも学級の習慣や文化を創る大切な時間です。担任教師としては、子どもたちにいろいろなことや自主的活動をさせたいと考えるのは当然でしょう。ただ、子どもたちの実態にそぐわない取組をしても意味がありません。にもかかわらず私も学級を持つようになってから3年間くらいは、「今日の目標」や「1分間スピーチ」、「黙想」に「歌」等々と、成果があらわれないにもかかわらず活動を盛りだくさんにし、この時間を形骸化と停滞ムードにしていました。今考えると、その頃は学級経営も決してうまくいっていたとは言えません。
何年も試行錯誤を繰り返した結果、「朝の会」に必要なものは、「あいさつ」、「健康観察」、「連絡事項」の3つであるとわかりました。「帰りの会」に必要なものは、「連絡事項」、「あいさつ」の2つです。これ以外は入れる必要はありません。あとは担任教師が、子どもたちにためになる話や出来事、子どもたちへの思い、そして学級目標を確認すれば十分です。そうなると、日直の子どもが司会をする必要がないので、司会も私がやりました。
私の場合、朝・帰りの会を子どもたちにとって必要最低限なものにしたことで、子どもたちは担任教師が伝えようとすることへ集中するようになりました。さらに、取り組む必要があることへの準備や活動の時間ができました。その結果、学級は朝も帰りも明るく元気な雰囲気になったのです。それからは、担任する学級の朝・帰りの会はいつも同じようなスタイルにしましたが、どの学級でも良い効果が現れました。
私のやり方では、子どもの自主的活動を阻むと言われるかもしれません。しかし、停滞した活動や雰囲気から、子どもの自主性やよりよい成長が生まれることはありません。まずは学級の中で唯一の大人である担任教師が、明るく元気な雰囲気をつくることが大切だと考えています。
何年も試行錯誤を繰り返した結果、「朝の会」に必要なものは、「あいさつ」、「健康観察」、「連絡事項」の3つであるとわかりました。「帰りの会」に必要なものは、「連絡事項」、「あいさつ」の2つです。これ以外は入れる必要はありません。あとは担任教師が、子どもたちにためになる話や出来事、子どもたちへの思い、そして学級目標を確認すれば十分です。そうなると、日直の子どもが司会をする必要がないので、司会も私がやりました。
私の場合、朝・帰りの会を子どもたちにとって必要最低限なものにしたことで、子どもたちは担任教師が伝えようとすることへ集中するようになりました。さらに、取り組む必要があることへの準備や活動の時間ができました。その結果、学級は朝も帰りも明るく元気な雰囲気になったのです。それからは、担任する学級の朝・帰りの会はいつも同じようなスタイルにしましたが、どの学級でも良い効果が現れました。
私のやり方では、子どもの自主的活動を阻むと言われるかもしれません。しかし、停滞した活動や雰囲気から、子どもの自主性やよりよい成長が生まれることはありません。まずは学級の中で唯一の大人である担任教師が、明るく元気な雰囲気をつくることが大切だと考えています。