子どもたちに取り組ませる活動は、具体的な成果が見えるものにするべきである。それがどんなに当たり前でも簡単なものでもよい。
学級経営では、時間と清掃と教室環境の3つにこだわりました。この3つをしっかりやると、ほとんどの場合学級はくずれませんでした。そしてこの3つにこだわると、学級に思いやりや協力する雰囲気が生まれました。
なぜこの3つかというと、成果が最も目に見えるからほめやすいし、他からもほめてもらいやすいし、子どもたちもできたかどうかが実感しやすいからです。またこの3つは個人の責任や役割を果たすことになるので、がんばった子のその部分をほめることができるからです。
こまめに責任や役割を果たしていることをほめたり話題にしたりしていると、不思議とがんばってくれる子が増え学級全体のモチベーションがあがってきます。いい雰囲気を感じたら、その都度がんばっている子たちのおかげで学級がとてもよくなっていることを話し、学級としてみんなで取り組む目標をつくるようにしました。
目標はすぐにできそうな具体的目標を掲げて取り組むようにしました。例えば清掃だったら、私の場合、「清掃を早く終わらせて、早く帰る」という目標でした。けっこう子どもたちは喜んでやるものです。目標を達成したら、担任の先生も大喜びすると、いっそう効果的です。子どもたちは目標を達成するために他の子どもをさそったり、注意してくれたりするようになります。そのような子たちは、手放しで感謝してほめました。
ここで大事なことは、友達にさそわれたり注意されたりして、たとえ嫌々でもやりはじめる子もほめるということです。
「○○君に注意されて言うことを聞く君は、いいやつだね」
小学生の中高学年や中学生だったらこのくらいがいいかもしれません。何気ない感じが意外に子どもの心を動かすようです。
すぐに効果が出るわけではありませんが、このようなことを繰り返していくと、子どもたちは協力することの心地よさを感じるようになってくるようです。もちろんその過程でいい加減な子どもたちは怒ったりもしますが、基本はこのようにしました。私は中学校と小学校の両方で担任をしたことがあるのですが、どちらも同じような成果を感じることができました。
教師というのは、どうしても最初にやらない子どもを何とかしようとします。私もそうでした。でもそれは、がんばっている子どもたちにとってみるとあまり気持ちのいいものではなかったようです。いろいろ試しているうちに、一番はじめにやるべきことは、きちんとやっている子をしっかり評価して、それをみんなに知らせることだと思うようになりました。何が正しいことかを具体的な子どもの活動で示すことが、学級や集団の基本ルールにつながりました。そのためにも当たり前で簡単なこと、成果が目に見えることに取り組みました。 学級づくりでは、子どもたちが責任や役割を果たしたり協力したりする心地よさを、担任教師が工夫して感じさせることが大切だと思います。
なぜこの3つかというと、成果が最も目に見えるからほめやすいし、他からもほめてもらいやすいし、子どもたちもできたかどうかが実感しやすいからです。またこの3つは個人の責任や役割を果たすことになるので、がんばった子のその部分をほめることができるからです。
こまめに責任や役割を果たしていることをほめたり話題にしたりしていると、不思議とがんばってくれる子が増え学級全体のモチベーションがあがってきます。いい雰囲気を感じたら、その都度がんばっている子たちのおかげで学級がとてもよくなっていることを話し、学級としてみんなで取り組む目標をつくるようにしました。
目標はすぐにできそうな具体的目標を掲げて取り組むようにしました。例えば清掃だったら、私の場合、「清掃を早く終わらせて、早く帰る」という目標でした。けっこう子どもたちは喜んでやるものです。目標を達成したら、担任の先生も大喜びすると、いっそう効果的です。子どもたちは目標を達成するために他の子どもをさそったり、注意してくれたりするようになります。そのような子たちは、手放しで感謝してほめました。
ここで大事なことは、友達にさそわれたり注意されたりして、たとえ嫌々でもやりはじめる子もほめるということです。
「○○君に注意されて言うことを聞く君は、いいやつだね」
小学生の中高学年や中学生だったらこのくらいがいいかもしれません。何気ない感じが意外に子どもの心を動かすようです。
すぐに効果が出るわけではありませんが、このようなことを繰り返していくと、子どもたちは協力することの心地よさを感じるようになってくるようです。もちろんその過程でいい加減な子どもたちは怒ったりもしますが、基本はこのようにしました。私は中学校と小学校の両方で担任をしたことがあるのですが、どちらも同じような成果を感じることができました。
教師というのは、どうしても最初にやらない子どもを何とかしようとします。私もそうでした。でもそれは、がんばっている子どもたちにとってみるとあまり気持ちのいいものではなかったようです。いろいろ試しているうちに、一番はじめにやるべきことは、きちんとやっている子をしっかり評価して、それをみんなに知らせることだと思うようになりました。何が正しいことかを具体的な子どもの活動で示すことが、学級や集団の基本ルールにつながりました。そのためにも当たり前で簡単なこと、成果が目に見えることに取り組みました。 学級づくりでは、子どもたちが責任や役割を果たしたり協力したりする心地よさを、担任教師が工夫して感じさせることが大切だと思います。