教師の多くは、学級経営や授業などで自分が思うようにできないと、教育書や大学の先生、教育評論家などの言うことを参考にしようとする。しかし苦しい時に本当に参考になるのは、教育現場で共に闘っている教師の実践である。
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私もそうでしたが、授業や生徒指導などが上手くいかず苦しくなると、大学の先生や教育評論家の話、教育書などに答えを求めようとしました。しかし今では、学者の言うことや教育書には頼らないほうがいいと思っています。彼らが言うほど学校現場は理想どおりにはいかないからです。
彼らのいうことは、物わかりの良い保護者や聞き分けのよい子どもたちがたくさんいて成り立つことばかりです。日々理不尽な親への対応や、座って話を聞かせることから指導しなくてはいけない多くの教師たちとっては無理なことばかりです。
月並みな言い方かもしれませんが、周囲にいる先輩や同僚教師の実践から学ぶことがもっとも現実的で効果的です。成果を出している教師にも出していない教師にもそれなりの理由があります。良いも悪いも周囲にいる教師の実践が手本となるのです。
苦しい時こそ周囲の教師が何をしているかよく見てみましょう。積極的に周囲の教師に相談をしたり真似をしたりするのです。ほとんどの教師が同じ悩みや苦しさを経験しています。自分にとって参考になる答えを見つけることができるはずです。