教師の兵法　その２７
「長期休業はセルフメンテナンスの期間だと考える」

長期休業中も、研修ややり残したこと、新学期の準備などで忙しいのですが、それでも子どもたちが学校に来ない分、心や時間に余裕が出てきます。そのような時にきちんとセルフメンテナンスを行わないと、心と体が弱っていくばかりです。新学期からの激務を乗り切れるように、私は次のように心がけていました。

（１）健康管理をきちんとする
　心や体に悪い所があるようなら必ず病院へ行くべきです。よい仕事をするための一番の条件は、健康であることだと思います。

（２）子どもたちのことを心配しない
　しばらく子どもたちに会わないと、いろいろな心配をしてしまうものです。しかし学校は家庭には勝てません。家庭で過ごしている子どもたちの心配をしても仕方がないと考えるようにしました。

（３）自分ががんばったことを振り返る
　自分ががんばったと思うことを確認しました。がんばって良い結果が出たことには必ず根拠があります。それを確認することで、新たな取り組みへの意欲が生まれます。

（４）新学期の準備をする
　授業や学級経営の準備をしておくことは言うまでもありません。特に長期休業中にできるだけ授業の準備をしておくと、新学期からの大変さが全然違います。

（５）オンとオフをしっかり切り替える
　学期中の教師は目が回るほど忙しく、仕事とプライベートを分けるなどとは言っていられないことが多いものです。長期休業中はきちんと勤務時間内で仕事をする、休む時は休む、遊ぶ時は遊ぶ、といったメリハリのある生活を心がけましょう。

人によってセルフメンテナンスの方法は様々でしょうが、心も体も疲弊してしまいがちが教師にとってはとても大切なことです。皆さんが行っているよい方法があれば、ぜひ教えてください。