子どもが発言するときは、他の子どもたちの方を向かせて、教師がフォローしながら、他の子どもたちへ発言の内容が伝わるようにする。教師のフォローが、子どもの自信につながり発言嫌いをなくす。
挙手でも指名でも子どもの発言はとても大切です。ICTを利用して意見を集約するというやり方も良いとは思いますが、自分の言葉で、声で、態度で、みんなの前で発言するという経験は、社会へ出るために必要なことです。
私は必ず、発言する子どもを教師の方ではなく、他の子どもたちの方へ向き直らせるようにしました。子どもの発言は、教師へ答えを伝えるだけではなく、授業に参加しているすべての子どもたちへ自分の考えを発信するためのものだからです。
そして子どもの発言した内容が他の子どもたちへしっかりと伝わるよう、内容を復唱して確認したり、わかりやすい言葉に言い換えたりするなど、常にフォローすることを心がけました。
例えば、
(教師) AとBではどちらが正しいと思いますか?
(子ども) Bだと思います。
※子どもがBだと思うとだけ答えた場合、その理由を引き出すようにフォローしました。
(教師) なぜBだと思ったのですか?
(子ども) Bの方がいいと思ったからです。
※意外に「自分が良いと思った」ということで理由になると思う子どもが多いものです。
(教師) どんなところが良いと思ったの?
(子ども) Aより軽いところです。
(教師) 軽いと何がいいのだろう。
※このように聞いていくと根拠を深堀できます。反対に深堀することで答えにつまってしまう子どももいます。その時は他の子どもたちに、「みんなはどう思いますか?」などと質問して答えを引き出すようにします。
(子ども) 軽いと動きやすいので、速く効率よくできるからです。
※理由にたどり着いたところで教師がまとめて再確認をしてあげます。
(教師) ということは君がBだと思ったのは、Bの方がAより軽いため動きやすいので、Aより速く効率よくできるということですね。
(子ども) はい。
(教師) 君の考えたことが先生もみんなもよくわかりました。とてもよい考え方ですね。
※最後は必ず子どもが自分自身できちんと考えて発言したと思えるようにするとともに、内容がしっかりとみんなに伝わったということをほめるようにします。
教師のフォローにより、子どもは自信を持ち安心して発言するようになります。
私は必ず、発言する子どもを教師の方ではなく、他の子どもたちの方へ向き直らせるようにしました。子どもの発言は、教師へ答えを伝えるだけではなく、授業に参加しているすべての子どもたちへ自分の考えを発信するためのものだからです。
そして子どもの発言した内容が他の子どもたちへしっかりと伝わるよう、内容を復唱して確認したり、わかりやすい言葉に言い換えたりするなど、常にフォローすることを心がけました。
例えば、
(教師) AとBではどちらが正しいと思いますか?
(子ども) Bだと思います。
※子どもがBだと思うとだけ答えた場合、その理由を引き出すようにフォローしました。
(教師) なぜBだと思ったのですか?
(子ども) Bの方がいいと思ったからです。
※意外に「自分が良いと思った」ということで理由になると思う子どもが多いものです。
(教師) どんなところが良いと思ったの?
(子ども) Aより軽いところです。
(教師) 軽いと何がいいのだろう。
※このように聞いていくと根拠を深堀できます。反対に深堀することで答えにつまってしまう子どももいます。その時は他の子どもたちに、「みんなはどう思いますか?」などと質問して答えを引き出すようにします。
(子ども) 軽いと動きやすいので、速く効率よくできるからです。
※理由にたどり着いたところで教師がまとめて再確認をしてあげます。
(教師) ということは君がBだと思ったのは、Bの方がAより軽いため動きやすいので、Aより速く効率よくできるということですね。
(子ども) はい。
(教師) 君の考えたことが先生もみんなもよくわかりました。とてもよい考え方ですね。
※最後は必ず子どもが自分自身できちんと考えて発言したと思えるようにするとともに、内容がしっかりとみんなに伝わったということをほめるようにします。
教師のフォローにより、子どもは自信を持ち安心して発言するようになります。