多くの教師は子どもについての様々な問題にかかわり解決しようとするが、教師としてできることには限界がある。教師として本当にやるべきことを見失わないよう気をつけなければいけない。
私は、他の教師よりも子どもについての問題へ対応することが多かったと思います。しかも重い内容が多かったため、問題への対応スキルは向上しましたが、失敗してはいけないという緊張感と大きなストレスをいつも抱えていました。
そんな私の経験が、頑張っている教師の皆さんの参考に少しでもなればと思いブログを書いています。
学校でいじめや授業妨害、触法行為などの問題が起きると教師はその対応に追われ、授業や他の子どもへの指導がおろそかになり、新たな問題が発生するという悪循環が生まれます。学校内の問題だけならまだしも学校外で起きた問題も学校へ連絡が来るため、すぐに対応しなくてはなりません。さらにモンスターペアレントなどという者たちがこの悪循環に拍車をかけ、教師を追い詰め疲弊させます。
荒れていると言われる学校の多くは、このような悪循環から抜け出せなくなり、まともな教育活動ができない状況に陥っています。
私は若い頃、学校で起きた問題はすべて学校で解決しなければいけないと考えていました。 私だけではなく他の教師もそうでしたし、社会全体がそのような考えだったような気がします。
今もなお多くの人がそのように考えているため、多様化する社会の中で様々な問題を抱えなくてはならなくなった学校の忙しさは増すばかりです。
そのような中で、学校では解決できないことまでも何とかしようと必死にもがいていることに気づき、次のように考えるようになりました。
学校は警察や裁判所ではありません。事実をすべて明らかにすることには限界がありますし、法に触れるようなことを裁くことはできません。
学校は子どもを矯正するところでも更生するところではありません。そのため罰を与えることなどはもちろんのこと、最近では厳しく指導するということもできなくなってきています。
学校はサービス業ではありません。保護者の意に沿うようなことばかりするわけにはいきません。
学校のやるべきことは、教育基本法をはじめとする関係法規をもとにしてつくられた学校教育目標の実現に努めることです。
そして一人でも多くの子どもが、「今日も学校に来てよかった」と思えるようにすることです。
このように考えるようになってからは、問題が起きてもすべて学校で解決しようとしてはいけないと思うようになりました。
管理職に相談した上で、家庭で解決すべきことは保護者へ、犯罪につながるようなことは警察へ、いじめや虐待などは関係機関へなど、迷わず連絡して協力を求めるようにしました。
問題を丸投げにするわけではありませんが、社会のしくみにもとづいて、学校がやるべきことと専門機関にやってもらうべきことをはっきりと分けて対応するようにしたのです。
協力が得られず思うような結果にならないことも少なくはありませんが、学校ができないことはできないでかまいません。
教師は、どんな問題が起きてもそれが子どもにとって成長の糧となるよう、「先生と一緒に、頑張っていこう」という姿勢で子どもに寄り添えばいいのです。
そんな私の経験が、頑張っている教師の皆さんの参考に少しでもなればと思いブログを書いています。
学校でいじめや授業妨害、触法行為などの問題が起きると教師はその対応に追われ、授業や他の子どもへの指導がおろそかになり、新たな問題が発生するという悪循環が生まれます。学校内の問題だけならまだしも学校外で起きた問題も学校へ連絡が来るため、すぐに対応しなくてはなりません。さらにモンスターペアレントなどという者たちがこの悪循環に拍車をかけ、教師を追い詰め疲弊させます。
荒れていると言われる学校の多くは、このような悪循環から抜け出せなくなり、まともな教育活動ができない状況に陥っています。
私は若い頃、学校で起きた問題はすべて学校で解決しなければいけないと考えていました。 私だけではなく他の教師もそうでしたし、社会全体がそのような考えだったような気がします。
今もなお多くの人がそのように考えているため、多様化する社会の中で様々な問題を抱えなくてはならなくなった学校の忙しさは増すばかりです。
そのような中で、学校では解決できないことまでも何とかしようと必死にもがいていることに気づき、次のように考えるようになりました。
学校は警察や裁判所ではありません。事実をすべて明らかにすることには限界がありますし、法に触れるようなことを裁くことはできません。
学校は子どもを矯正するところでも更生するところではありません。そのため罰を与えることなどはもちろんのこと、最近では厳しく指導するということもできなくなってきています。
学校はサービス業ではありません。保護者の意に沿うようなことばかりするわけにはいきません。
学校のやるべきことは、教育基本法をはじめとする関係法規をもとにしてつくられた学校教育目標の実現に努めることです。
そして一人でも多くの子どもが、「今日も学校に来てよかった」と思えるようにすることです。
このように考えるようになってからは、問題が起きてもすべて学校で解決しようとしてはいけないと思うようになりました。
管理職に相談した上で、家庭で解決すべきことは保護者へ、犯罪につながるようなことは警察へ、いじめや虐待などは関係機関へなど、迷わず連絡して協力を求めるようにしました。
問題を丸投げにするわけではありませんが、社会のしくみにもとづいて、学校がやるべきことと専門機関にやってもらうべきことをはっきりと分けて対応するようにしたのです。
協力が得られず思うような結果にならないことも少なくはありませんが、学校ができないことはできないでかまいません。
教師は、どんな問題が起きてもそれが子どもにとって成長の糧となるよう、「先生と一緒に、頑張っていこう」という姿勢で子どもに寄り添えばいいのです。