「学級開き」で子どもたちの心を開く。その時に効果的な手段となるのは、「自己紹介」である。
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「学級開き」は、担任教師も子どもたちも緊張するものです。できるだけ楽しい雰囲気でできることが理想ですが、教師も人間ですので得手不得手があるでしょう。場の雰囲気を盛り上げることが苦手な教師は、子どもたちにお題を与え、子どもたち任せの自己紹介をすることがあります。中には自分の特技(歌やマジック)などを披露して、子どもの心をつかもうとする教師もいます。
やり方は様々ですが、私は子どもたちの自己紹介に重点を置きました。そしてもっとも気を遣ったことは、私が進行役となって子どもたにインタビューし、子どもの答えの中から、その子を印象づけられることを全体に伝えるようにしたことです。
例えば、
(教師) お名前は?
(子ども) 鈴木 竜馬です。
(教師) いい名前ですねえ。ところで自分の名前の意味を知っていますか?
(子ども) 父が将来坂本竜馬のような日本を変える人になるようにとつけてくれました。
(教師) 素晴らしい! みなさん、鈴木さんがきっとこの1年2組を学校一いいクラスにしてくれるでしょう。鈴木さんのがんばりとわが1年2組が学校一いいクラスになることを願い、拍手!
といったところです。
みんなに同じ質問をするのは氏名だけです。あとは、趣味、特技、好きなものなどなど、子どもによって教師が質問内容を変え、子どもとのやりとりからみんなと一緒に拍手できる題材を見つけて盛り上がるようにしました。また、学級開きは、その後の集団の方向性を決める大切な機会でもあります。自己紹介で、氏名、趣味、今年の目標などを子どもに順番に言わせていくだけだと、多くの場合しらけた雰囲気になります。特に弱い子どもの自己紹介の時などは、とても嫌な雰囲気になったりします。
また、ふざけた子どもの自己紹介でその場が盛り上がったりすると、ふざけた雰囲気と明るさを取り違える集団になってしまうおそれすらあります。
担任教師が、一人一人の自己紹介を他の子どもたちに受け入れられる場面をつくることは、子どもの心を開く機会になります。また、担任教師は自分の良いところを見ようとしてくれているという、子どもからの信頼も生み出します。この先、担任教師がリーダーシップを発揮し、イニシアチブを取って学級経営を行うためにも、教師主導の自己紹介を工夫することをおススメします。
やり方は様々ですが、私は子どもたちの自己紹介に重点を置きました。そしてもっとも気を遣ったことは、私が進行役となって子どもたにインタビューし、子どもの答えの中から、その子を印象づけられることを全体に伝えるようにしたことです。
例えば、
(教師) お名前は?
(子ども) 鈴木 竜馬です。
(教師) いい名前ですねえ。ところで自分の名前の意味を知っていますか?
(子ども) 父が将来坂本竜馬のような日本を変える人になるようにとつけてくれました。
(教師) 素晴らしい! みなさん、鈴木さんがきっとこの1年2組を学校一いいクラスにしてくれるでしょう。鈴木さんのがんばりとわが1年2組が学校一いいクラスになることを願い、拍手!
といったところです。
みんなに同じ質問をするのは氏名だけです。あとは、趣味、特技、好きなものなどなど、子どもによって教師が質問内容を変え、子どもとのやりとりからみんなと一緒に拍手できる題材を見つけて盛り上がるようにしました。また、学級開きは、その後の集団の方向性を決める大切な機会でもあります。自己紹介で、氏名、趣味、今年の目標などを子どもに順番に言わせていくだけだと、多くの場合しらけた雰囲気になります。特に弱い子どもの自己紹介の時などは、とても嫌な雰囲気になったりします。
また、ふざけた子どもの自己紹介でその場が盛り上がったりすると、ふざけた雰囲気と明るさを取り違える集団になってしまうおそれすらあります。
担任教師が、一人一人の自己紹介を他の子どもたちに受け入れられる場面をつくることは、子どもの心を開く機会になります。また、担任教師は自分の良いところを見ようとしてくれているという、子どもからの信頼も生み出します。この先、担任教師がリーダーシップを発揮し、イニシアチブを取って学級経営を行うためにも、教師主導の自己紹介を工夫することをおススメします。